2026年2月21日

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。
「年をとったら歯が抜けるのは仕方ない」
そう思っていませんか?
実は、日本人が歯を失う原因には明確な“ランキング”があります。
そしてその多くは、予防できるものなのです。
今回は、日本人が歯を失う原因をランキング形式でわかりやすく解説します。
日本人が歯を失う原因ランキング
🥇第1位:歯周病(約4割)
最も多い原因が歯周病です。
歯周病は、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気。
痛みがほとんどなく進行するため、気づいたときにはグラグラ…というケースも少なくありません。
【特徴】
出血しやすい
口臭が強くなる
歯ぐきが下がる
歯が動く
▶ 40代以降で急増
▶ 喫煙者はリスク2〜3倍
定期検診と歯石除去が最大の予防策です。
🥈第2位:虫歯
子どもだけの問題ではありません。
大人の虫歯(特に二次虫歯)が増えています。
詰め物や被せ物の隙間から再発し、神経を取る治療を繰り返すと、歯はどんどん弱くなります。
【虫歯で歯を失う流れ】
虫歯 → 神経治療 → 再発 → 根破折 → 抜歯
特に、
甘い飲み物をよく飲む
間食が多い
歯磨きが不十分
という方は要注意です。
🥉第3位:歯の破折(割れる)
最近増えているのが「歯が割れる」ケースです。
特に、
神経を取った歯
強い食いしばり・歯ぎしり
加齢による歯質の劣化
があると、ある日突然「パキッ」と割れてしまうことがあります。
縦に割れると保存が難しく、抜歯になるケースが多いのが特徴です。
第4位:外傷(転倒・事故)
スポーツや転倒による外傷も原因の一つ。
特に子どもや高齢者に多く、
前歯の脱落
根の破折
につながることがあります。
スポーツ用マウスピースは予防に効果的です。
第5位:矯正治療・親知らずの影響など
適切に管理されていない場合、歯に負担がかかり長期的にトラブルになるケースもあります。
ただし、適切な診断・管理のもとでは大きな問題にはなりません。
歯を失う本当の原因は「放置」
ランキングを見ると分かる通り、
✔ 歯周病
✔ 虫歯
この2つで大半を占めます。
つまり――
予防できる病気が原因なのです。

歯を守るために今できること
✔ 3か月ごとの定期検診
✔ 歯石除去
✔ フロス・歯間ブラシの使用
✔ 食いしばり対策(ナイトガード)
✔ 喫煙習慣の見直し
「痛くなってから行く歯医者」ではなく、
「悪くならないために通う歯医者」へ。
それが将来の歯の本数を守ります。
80歳で20本を目指すために
日本では「8020運動」という取り組みがあります。
80歳で20本以上の歯を残すことが目標です。
歯が20本あれば、
しっかり噛める
認知症リスクが低下
全身の健康維持
にもつながります。
まとめ
日本人が歯を失う原因ランキング
1位:歯周病
2位:虫歯
3位:歯の破折
4位:外傷
5位:その他
歯は一度失うと元には戻りません。
「まだ大丈夫」ではなく、
「今から守る」が未来を変えます。
気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

