2026年3月07日

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。
「乳歯はいずれ抜けるから、虫歯になっても大丈夫」
そんなふうに思っていませんか?
実はそれは大きな間違いです。
乳歯は“仮の歯”ではなく、お子さまの成長にとってとても大切な役割を担っています。
今回は、乳歯の重要性について詳しくお話しします。
乳歯の重要性とは
① 正しく噛む力を育てる
乳歯は、食べ物をしっかり噛むために必要です。
よく噛むことで…
顎の発達を促す
消化を助ける
脳への刺激になる
正しい食習慣が身につく
乳歯が虫歯で痛むと、片側だけで噛む癖がつき、顎のバランスや歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。
② きれいな歯並びの土台になる
乳歯には**永久歯が正しい位置に生えてくるための“ガイド役”**という大切な役割があります。
虫歯などで乳歯を早く失ってしまうと…
隣の歯が倒れ込む
永久歯が生えるスペースがなくなる
歯並びが乱れる
「将来矯正すればいい」と考える前に、まずは乳歯を守ることがとても重要です。
③ 発音の発達に関わる
乳歯は正しい発音にも関係しています。
特に前歯は、
サ行
タ行
などの発音に重要です。
前歯が虫歯で大きく欠けたり、早期に抜けたりすると、発音が不明瞭になることがあります。
④ 永久歯の健康にも影響する
乳歯のすぐ下では、永久歯が育っています。
乳歯の虫歯が重症化すると…
永久歯の形成不全
変色
歯質の弱さ
などが起こる可能性があります。
つまり、乳歯の健康は永久歯の健康につながっているのです。
⑤ 心と体の成長にも関係
乳歯がボロボロの状態だと、
見た目のコンプレックス
笑うことへの抵抗感
食事の楽しみの低下
など、心の成長にも影響を与えることがあります。
お口の健康は、全身の健康と自信につながります。

乳歯を守るためにできること
✔ 仕上げ磨きは小学校低学年頃まで
✔ フッ素塗布を定期的に受ける
✔ 定期検診で早期発見・早期治療
✔ 甘いおやつ・ジュースの摂りすぎに注意
「どうせ生え変わるから」と放置せず、
“永久歯へのバトン”を渡す大切な期間として乳歯を守っていきましょう。
まとめ
乳歯は一時的な歯ではなく、
噛む力を育て
歯並びの土台となり
発音を助け
永久歯を守る
とても重要な存在です。
お子さまの将来のために、今ある乳歯を大切にしていきましょう。
気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

