先日、院長とナツキ先生が所属している抗加齢医学会に参加してきました。
こちらの学会は医科、歯科、その他医療に携わる職種の専門家たちが所属していて、
それぞれの分野から「アンチエイジング」を考えるための学会です。
外見のアンチエイジングだけでなく、人が健康で若々しくいられるための医学。
私たち歯科の分野では、もちろんしっかり噛めることが一番重要です。
自分の歯でしっかり噛むことは、体や脳に必要な栄養をたくさんとって
若々しく健康を維持していくことにつながります。
自分の歯がたくさんある人ほど、痴呆症の発症リスクが低いというデータもあります。
さらにはしっかり噛むことで顔の筋肉が鍛えられ、
外見のハリのある若々しい表情を作りだすことにもつながります。
現在、日本人平均寿命は女性86歳、男性81歳と世界トップクラスです。
寿命が延び、老後人生が長くなった現代だからこそ
より若々しく健康で生き、豊かな生活を得ていくことが必要不可欠です。
大人の噛みあわせ治療に携わる際に
「この歳で、いまさら治療しても遅くないですか?」
と聞かれることがよくあります。
そんなことはありません。
噛みあわせは、バランスよく噛むことで
歯や顎、その他お口のまわりの器官の機能を最大限に発揮させ、
それぞれの器官の負担を軽減し、寿命を長くしていくものです。
もちろん子供の頃から整えていくことも大切ですが、
大人になったからといって遅いことは全くありません。
老年期になってからもしっかり自分自身の歯で噛み、おいしいものをたくさん食べて、
若々しく豊かな人生にしていくことが治療の目的なのです。
そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、笑うと白い歯が見えて笑顔の素敵な人は
若々しく美しく印象的です。
学会では、その他医科の分野からも興味深い研究がたくさんありました。
他分野のことも勉強し、これからもさらに
口元のアンチエイジングについて研究していきたいと思えた学会でした。