夏紀先生のキレイな歯相談室

子供の歯並び、いつ相談する?歯医者さんに行く時期の目安を解説!

【子供の歯並び】歯医者さんに相談に行く時期の目安は?

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。お子さんの歯並びについて、「このままで大丈夫かな?」と心配される親御さんは多いでしょう。しかし、いつ歯医者さんに相談すればいいのか分からず、つい後回しになってしまうことも。
今回は、お子さんの歯並びについて歯科医院に相談するタイミングの目安をお伝えします。


1. 乳歯が生えそろう3歳頃

乳歯が20本すべて生えそろうのは、一般的に3歳頃。この時期に次のような兆候がある場合は、一度歯医者さんに相談しましょう。

✅ すきっ歯が多い(適度なすき間は問題ありません)
✅ 噛み合わせが深く、下の歯がほとんど見えない
✅ 受け口(下の歯が上の歯より前に出ている)
✅ 指しゃぶりやおしゃぶりのクセが続いている

この時期の診察は、将来の歯並びを予測し、必要に応じて予防的なアドバイスを受ける良い機会です。


2. 永久歯が生え始める6歳頃

6歳頃になると、前歯や奥歯(6歳臼歯)が生え始めます。この時期は歯並びが大きく変化するため、以下のようなポイントをチェックしましょう。

✅ 永久歯の生えるスペースが足りない
✅ 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた
✅ 上下の歯がかみ合わず、すき間ができている
✅ 舌を前に押し出すクセがある

この段階で歯科医に相談すると、矯正治療の必要性や経過観察が必要かどうかを判断してもらえます。


3. 前歯の永久歯が生えそろう7~9歳頃

この時期には、前歯の永久歯がそろい始めます。このタイミングで次のような歯並びの異常が見られる場合は、矯正相談をおすすめします。

✅ 上下の前歯が反対にかみ合っている
✅ 歯が極端にねじれて生えている
✅ 歯と歯の間に大きなすき間がある

この年齢では、まだ顎の成長をコントロールできるため、早めの対応が望ましいケースもあります。


4. すべての永久歯が生えそろう12歳頃

12歳頃には乳歯が抜け、すべての永久歯が生えそろいます。

✅ 全体的にガタガタしている
✅ 噛み合わせが深すぎる・浅すぎる
✅ 顎が左右どちらかにズレている

この段階で本格的な矯正治療が必要と判断される場合もあります。成長がほぼ完了する前に相談することで、治療計画を立てやすくなります。


まとめ:迷ったら早めの相談を!

歯並びの状態は個人差が大きく、「いつ相談するべきか分からない」と悩むこともあるでしょう。しかし、早めに歯科医院で診てもらうことで、成長に合わせた適切なアドバイスを受けられます。

💡 目安として、3歳・6歳・7~9歳・12歳のタイミングで歯並びチェックを!

もしお子さんの歯並びが気になる場合は、お気軽に歯科医院へご相談ください。適切な時期にサポートを受けることで、健康で美しい歯並びを育てる手助けになります!

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

044-750-7385