予防歯科

歯の黄ばみの原因はコレ!着色しやすい飲食物と予防法

歯が着色しやすい飲食物と予防法について

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。白く美しい歯は、清潔感や若々しさの印象を与えてくれます。しかし、日常的に口にしている飲食物の中には、歯に着色(ステイン)しやすいものも多く、気が付かないうちに黄ばみやくすみの原因になっていることがあります。今回は、歯が着色しやすい飲食物とその予防法についてご紹介します。


歯が着色しやすい飲食物とは?

着色の原因となる飲食物には「色素(ポリフェノールなど)」や「酸性度」が関係しています。以下のようなものには注意が必要です。

■ 飲み物

  • コーヒー・紅茶・緑茶  → タンニンという成分が歯の表面に色素沈着を起こします。特にホットで濃いものは要注意。
  • 赤ワイン  → ポリフェノールが豊富で、強い色素と酸性度により着色しやすい飲み物です。
  • コーラやスポーツドリンク  → 色素に加えて酸性度が高いため、歯の表面を一時的に溶かし、着色しやすい状態にします。

■ 食べ物

  • カレー  → ターメリック(ウコン)の色素が強く、歯に残りやすいです。
  • ケチャップやソース系の料理  → 濃い色味のソースは着色の原因に。
  • チョコレートやブルーベリーなどの濃い色の食品  → 色素が強く、歯の表面に残りやすいです。

着色を予防するための工夫

1. 飲食後は口をゆすぐ・水を飲む

 着色しやすいものを口にした後は、すぐにうがいや水を飲んで口の中を洗い流すようにしましょう。歯に色素が定着する前に対処するのがポイントです。

2. ストローを使う

 冷たいお茶やジュースなどは、ストローを使うことで歯に触れる量を減らすことができます。

3. 丁寧な歯磨きを心がける

 特に就寝前の歯磨きは重要です。着色汚れが蓄積しないよう、プラークと一緒に除去しましょう。歯磨き粉は「ステイン除去」や「ホワイトニング効果」のあるものを選ぶとより効果的です。

4. 定期的に歯科でクリーニングを受ける

 着色は家庭でのケアだけでは取りきれないことがあります。歯科医院のプロによるクリーニングで、蓄積したステインをしっかり除去しましょう。


着色が気になるときはホワイトニングも選択肢に

歯の表面だけでなく、内部まで色素が入り込んでしまっている場合は、歯科医院でのホワイトニングを検討するのもおすすめです。専用の薬剤で歯の内側から白くすることで、自然な美しい白さが戻ります。


まとめ

日常の飲食は私たちの楽しみの一つですが、歯の着色は知らないうちに進行してしまうことがあります。着色しやすい飲食物を知り、ちょっとしたケアを心がけることで、白く美しい歯を保つことができます。

気になる着色やホワイトニングについては、ぜひお気軽に当院までご相談ください。

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

044-750-7385