こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。「痛みがないから歯医者に行かなくても大丈夫」
そう思っていませんか?
実は、歯のトラブルの約80%は自覚症状が出てからでは遅いと言われています。
虫歯や歯周病は初期段階では痛みがほとんどなく、気づかないうちに進行してしまいます。
そこで重要なのが、3か月に1回の定期健診とクリーニングです。
3か月に1回が推奨される医学的な理由
口の中には常に細菌が存在し、プラーク(歯垢)は 約3〜4か月で石のように硬くなり歯石へと変化します。
歯石になってしまうと、歯磨きだけでは除去できず、歯科医院での専用器具が必要です。
また歯周病の細菌は約3ヶ月周期で増殖すると言われており、
このタイミングでケアを行うことで、歯周病の悪化を防ぐことができます。
定期健診・クリーニングでできること
| 内容 | 効果 |
|---|---|
| 虫歯・歯周病チェック | 早期発見・早期治療で負担を最小限に |
| 歯石取り・研磨 | 歯周病予防/口臭予防/見た目の改善 |
| 歯磨き指導 | 正しいホームケアで再発防止 |
| 歯の着色除去 | 清潔感アップで印象が良くなる |
たった30〜60分のケアで、
歯の寿命を大きく延ばすことができます。
通院間隔があくことで起こりやすいリスク
- 気づかないうちに虫歯が進行し神経を取ることになる
- 歯周病が悪化し歯がぐらつく・抜けてしまう
- 口臭が強くなる
- 治療費や通院時間の負担が増える
特に歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位。
放置は非常に危険です。
コスト面でも「定期ケア」のほうが有利
定期的な予防は一見すると費用がかかりそうに感じますが、
実際は治療に比べて費用も痛みもはるかに少ないのが特徴です。
「予防」に勝る治療はありません。
子ども・妊婦さん・矯正中は特におすすめ
- 歯質が弱い子ども → 虫歯リスクが高い
- 妊娠中 → ホルモン変化で歯周病が進行しやすい
- 矯正治療中 → 装置によって磨き残しが増える
ライフステージによっても定期ケアは重要性が高まります。
3か月に1回のケアが「一生ものの歯」を守る
歯は一度失ってしまうと元には戻りません。
未来の自分への投資として、定期的な通院を習慣にしましょう。
当院では、お一人おひとりのお口に合わせた 予防プログラム をご提案しています。
お気軽にご相談ください。
【まとめ】
- 歯垢は3〜4ヶ月で歯石へ → 除去にはプロのケアが必要
- 虫歯・歯周病は自覚症状がないまま進行する
- 定期ケアで治療費も痛みも最小限に
- 特に歯周病予防に効果的
- 「3か月に1回」が最も理想的なペース
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀