こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。「いつまでも自分の歯で食事を楽しみたい」
これは多くの方に共通する願いではないでしょうか?
実は、自分の歯がたくさん残っている人ほど健康寿命が長いという研究結果が数多く発表されています。
本記事では、その理由を詳しく解説します。
◆ 健康寿命とは?
健康寿命とは、「自立して生活できる期間」のこと。
平均寿命との差が小さいほど、元気に過ごせているということになります。
◆ 自分の歯が健康寿命を延ばす3つの理由
1. しっかり噛むことで脳が活性化する
噛む力(咀嚼力)が弱くなると、
・認知機能の低下
・認知症のリスク増加
につながるといわれています。
噛む刺激は脳への血流を増加させ、
脳を健康に保つために欠かせない役割を担っています。
2. 栄養バランスのとれた食事ができる
歯が少なくなると、
・硬い食べ物が食べにくい
・軟らかい物ばかり選んでしまう
→ 結果として 筋力低下・免疫力低下の原因に。
自分の歯が多いことで、
肉や野菜、果物などもしっかり噛め、
栄養を十分に摂取できるので、
身体の健康維持につながります。
3. 全身疾患の予防につながる
歯を失う大きな理由は
「虫歯」と「歯周病」。
特に歯周病は、
・糖尿病
・心筋梗塞
・脳梗塞
などの 全身の病気と深く関係していることが分かっています。
歯を守る=身体全体を守ることにもつながります。
◆ 何本歯が残っているといいの?
厚生労働省の調査では、
歯が20本以上残っている方は、食事や生活に不自由が少ないと言われています。
目標は「8020運動(80歳で20本以上)」。
早いうちから予防を始めることで達成しやすくなります。
◆ 歯を残すためにできること
| 取り組み | ポイント |
|---|---|
| 毎日の歯磨き | フッ素入り歯磨き粉を使用し、丁寧にケア |
| デンタルフロスの活用 | 歯間の歯垢除去で歯周病予防 |
| 定期検診・クリーニング | 早期治療&専門的ケアで歯を守る |
| 生活習慣の見直し | 喫煙は歯周病を悪化させます |
◆ まとめ
✔ 自分の歯が多い人は
・しっかり噛めて脳活性化
・栄養摂取が良好
・全身疾患の予防につながる
👉 つまり 健康寿命が延びる!
歯は一度失うと元には戻りません。
将来のために、今から歯を守る習慣を身につけましょう。
当院では、予防歯科や歯周病治療を通して
皆さまの健康な歯をサポートしています。
お気軽にご相談ください!
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀