土曜日午後の診療をお休みさせていただきすみません、
福岡で開催された抗加齢医学会へ参加してきました。
こちらの学会は医療全般をはじめに、運動や栄養など
健康寿命を長くする意味合いでのアンチエイジングをテーマに開催される学会です。
歯科の分野からは再生治療の話題が出ていました。
自分の乳歯の細胞から、自分の歯を再生するという研究が行われています。
これを応用すると、自分の細胞で作った歯を失った部分へ入れるという
夢のような治療ができるようになるのです。
ただし、私たちの歯はお母さんのおなかの中にいる頃から10年くらいかけて
作られていくほど時間がかかるもので、
細胞から歯を作って治療に応用するのはとても時間がかかるものです。
実際の臨床の場に応用されるのは遠い未来のことになりそうですが、
すでに海外では細胞から歯を作ることに成功している研究チームもあるそうなので、
今後の歯科医学の目覚ましい発展に期待できますね。
写真は学会会場のものと、学会の帰りに寄り道した大宰府天満宮と中州の屋台街。
ちゃっかり観光もして、福岡を楽しんできました。