予防歯科

お口の健康から始める免疫力アップの秘訣

お口から免疫力を上げる方法

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。免疫力を高めるためには、健康的な生活習慣が重要ですが、実はお口のケアも大きな役割を果たしています。口腔内の健康を保つことで、全身の免疫力を向上させる効果が期待できます。今回は、お口から免疫力を上げる方法についてご紹介します。

1. 正しい歯磨き習慣を身につける

歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するだけでなく、口腔内の細菌のバランスを整えるためにも重要です。細菌が増殖すると炎症が起こり、免疫力が低下する原因となります。以下のポイントに注意して歯磨きを行いましょう:

  • 毎食後に歯磨きを行う。
  • 歯と歯茎の境目を意識して丁寧にブラッシングする。
  • デンタルフロスや歯間ブラシを併用して歯間部も清掃する。

2. 口腔内の乾燥を防ぐ

口が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり、感染症のリスクが高まります。唾液は免疫力を支える重要な役割を担っているため、口腔内の潤いを保つことが大切です。

  • 十分な水分補給を心がける。
  • キシリトールガムを噛むことで唾液の分泌を促進する。
  • 部屋の湿度を適切に保つ。

3. バランスの取れた食事を摂る

栄養不足は免疫力の低下につながります。口腔内の健康を保つだけでなく、体全体の免疫力を高めるために、以下の栄養素を意識して摂取しましょう:

  • ビタミンC(野菜や果物): 抗酸化作用があり、免疫細胞の機能を向上させます。
  • ビタミンD(魚や卵): 免疫系の調整に役立ちます。
  • プロバイオティクス(ヨーグルトや納豆): 腸内環境を整え、免疫細胞の活性化をサポートします。

4. 定期的に歯科検診を受ける

歯周病や虫歯が進行すると、口腔内で炎症が起こり、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。定期的に歯科検診を受けることで早期発見・治療が可能になり、免疫力の低下を防ぐことができます。

5. ストレス管理をする

ストレスは免疫力を低下させる大きな要因です。ストレスが溜まると歯ぎしりや食いしばりが起こり、口腔内の健康が損なわれる場合もあります。リラックスする時間を持つように心がけましょう。


口腔内の健康は、全身の健康と密接に関係しています。日頃のケアを少し工夫するだけで、免疫力を上げることが可能です。ぜひ今回ご紹介した方法を日々の生活に取り入れてみてください。

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

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