ホワイトニングで歯がしみる場合の対処法
こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。今回はホワイトニングで歯がしみてしまった場合の対処法をお話しします。
ホワイトニングは、歯を美しく白くするための人気のある方法ですが、一部の患者さんにとっては「歯がしみる」と感じることがあります。歯がしみるのは、ホワイトニング剤が歯のエナメル質に作用し、内側の象牙質に影響を与えるためです。この感覚は一時的なものですが、不快に感じる場合があります。ここでは、歯のしみる症状を和らげるための対処法をご紹介します。
1. ホワイトニングの頻度と時間を調整する
ホワイトニングを頻繁に行うと、歯のしみる感覚が強くなることがあります。歯科医師に相談して、ホワイトニングの頻度や時間を減らすことを検討してみましょう。使用するホワイトニング剤の濃度を下げることも効果的です。
2. 歯のしみる症状に対応した歯磨き粉を使用する
歯がしみる場合、知覚過敏用の歯磨き粉を使用することをお勧めします。これらの歯磨き粉は、歯の表面を保護し、しみる感覚を軽減する成分が含まれています。ホワイトニング後は、定期的にこのタイプの歯磨き粉でブラッシングすることで、症状の軽減が期待できます。
3. ホワイトニング後の食事に注意する
ホワイトニング後は、冷たいものや酸性の食べ物、飲み物(例えば、アイスクリームや柑橘系のフルーツ、炭酸飲料など)は歯のしみる感覚を悪化させることがあります。これらの飲食物を避けることで、症状の悪化を防ぐことができます。
4. フッ素を使用して歯を強化する
フッ素は歯のエナメル質を強化し、しみる感覚を軽減するのに役立ちます。ホワイトニング後にフッ素配合の歯磨き粉や、歯科医院でのフッ素塗布を受けることで、歯の強化を図りましょう。
5. 必要に応じて歯科医師に相談する
歯がしみる症状が続く場合や、強くなる場合は、歯科医師に相談することをお勧めします。専門家の診断を受けることで、症状の原因を特定し、最適な対処法を提案してもらえます。場合によっては、ホワイトニングの中断や、他の治療法への変更が必要なこともあります。
まとめ
ホワイトニングによる歯のしみる症状は一般的なものですが、適切な対処法を実践することで、その不快感を軽減することができます。ホワイトニングを安心して続けるために、歯科医師との相談を怠らず、自分に合った方法を見つけましょう。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀