予防歯科

コーヒーやワインが歯を汚す?歯に着色しやすい飲食物とその対策

歯に着色しやすい食べ物飲み物とは?原因と対策

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。歯の美しさを保つために、毎日の飲食が与える影響を理解することはとても重要です。特に歯に着色しやすい食べ物や飲み物を過剰に摂取すると、黄ばみや汚れが気になりやすくなります。この記事では、歯に着色しやすい主な飲食物、その原因、そして対策についてご紹介します。


歯に着色しやすい食べ物や飲み物の例

  1. コーヒー・紅茶
    • コーヒーや紅茶に含まれる「タンニン」という成分が歯のエナメル質に付着し、黄ばみを引き起こします。
  2. 赤ワイン
    • ポリフェノールや酸が歯に作用し、深い紫色が歯に染み込むことがあります。
  3. カレー
    • スパイスの色素が強く、特にターメリックが歯に着色しやすい特徴があります。
  4. トマト系の食品
    • トマトソースやケチャップなどの赤い色素も、歯に残りやすいです。
  5. ベリー類
    • ブルーベリーやブラックベリーなど、濃い色を持つフルーツも歯を染める原因となります。
  6. 炭酸飲料
    • 特にコーラなどの濃い色の炭酸飲料は、酸性の影響で歯を着色しやすくします。
  7. チョコレート
    • 甘さだけでなく、その濃い色素がエナメル質に残りやすいです。

なぜ着色するのか?

歯の表面は「エナメル質」という硬い組織で覆われていますが、その表面には小さな溝や凹凸があります。この部分に色素成分が入り込み、歯の黄ばみやシミとなってしまいます。特に、酸性の食品や飲料はエナメル質を溶かしやすく、着色が進行しやすくなります。


着色を防ぐための対策

  1. 飲食後のうがい
    • コーヒーや紅茶を飲んだ後はすぐに水でうがいをすることで、色素の付着を防ぐことができます。
  2. ストローを使用
    • 飲み物をストローで飲むと歯に直接触れる量を減らせます。
  3. 定期的な歯磨き
    • フッ素配合の歯磨き粉を使い、優しく歯を磨くことで着色を防ぎます。
  4. 着色防止効果のある歯磨き粉の使用
    • 市販のホワイトニング用歯磨き粉も着色予防に効果的です。
  5. 歯科クリーニングを定期的に受ける
    • 自分では落としきれない汚れも、歯科医院でのクリーニングでしっかり除去できます。

まとめ

毎日の食生活の中で、歯の着色を完全に避けることは難しいかもしれません。しかし、予防策を取り入れることで歯の美しさを長く保つことができます。気になる着色がある場合は、ぜひ歯科医院でのクリーニングやホワイトニングを検討してください。

歯の健康と美しさを守るためのアドバイスは、いつでもお気軽にご相談ください!

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院 松岡夏紀

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