マウスピース矯正中の食生活について
こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。マウスピース矯正は、取り外しが可能で目立ちにくいというメリットがあります。しかし、効果を最大限に引き出すためには、食生活にいくつかの注意が必要です。今回は、マウスピース矯正中の食生活について詳しく解説します。
1. 装着中は食事や飲み物を控える
マウスピースは、装着中に食べ物や飲み物(特に色の濃い飲み物)に触れると着色や変形の原因になることがあります。そのため、食事やおやつ、コーヒー、紅茶などを摂る際にはマウスピースを外すことが必要です。外した後は、必ず歯磨きをしてから再装着するようにしましょう。マウスピースが汚れたり歯に食べかすが残ったりするのを防ぐためです。
2. マウスピースを外す際のポイント
マウスピースを外している時間が長いと矯正効果が低下します。食事の際は、なるべく手早く食べ、歯磨きをしてから装着するように心がけましょう。1日の装着時間は20〜22時間が目安ですので、これを守ることで計画通りの矯正が可能になります。
3. 着色のリスクを減らす食べ物・飲み物
マウスピース矯正中は、歯の着色を避けるために、カレーや赤ワイン、ベリー系のジュース、コーヒーなど色素の強い食べ物や飲み物をなるべく控えましょう。摂取した場合は、しっかりと歯磨きをしてからマウスピースを装着するようにしてください。
4. 矯正中のおすすめの食事
マウスピース矯正中は、硬すぎる食べ物や粘着性のあるものを避け、なるべく柔らかい食材を選ぶことをおすすめします。特に、噛み切るのに力が必要な硬いパンやナッツ類、キャラメルなどの粘り気の強いお菓子は控えると良いでしょう。食事内容としては、野菜スープ、煮込み料理、魚料理など、歯やマウスピースに負担をかけにくいものが理想的です。
5. 水分補給の大切さ
水分補給はマウスピース矯正中にとても重要です。水以外の飲み物を摂る場合、糖分や酸が含まれていることが多いため、矯正中の歯にダメージを与える可能性があります。水はマウスピース装着中でも安心して飲めるため、こまめな水分補給を心がけてください。
まとめ
マウスピース矯正中の食生活は、マウスピースの取り扱いや歯の健康に大きく影響します。装着時間の確保や歯磨きの徹底、食事内容の工夫など、日々の習慣を意識することが、矯正の効果を最大限に引き出す鍵となります。マウスピース矯正中の食事に気を付けて、理想の歯並びを目指しましょう。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀