予防歯科

食事前におすすめ!唾液を増やす簡単お口体操

食事前に唾液をしっかり出すお口体操

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。唾液は、私たちの健康を守るうえでとても重要な役割を果たしています。特に食事中は、唾液が食べ物を飲み込みやすくし、消化を助けるだけでなく、口腔内を清潔に保つ働きもあります。しかし、ストレスや加齢によって唾液の分泌が減少することも。そこで、食事前に簡単にできるお口体操をご紹介します。


なぜ唾液が大切なのか?

唾液には以下のような役割があります:

  • 食べ物を柔らかくして飲み込みやすくする
  • 酵素で食べ物を分解し、消化を助ける
  • 口内の細菌を洗い流し、虫歯や歯周病を予防する
  • 口の中を潤して、話しやすくする

唾液の分泌を促すことで、食事の楽しさと口腔ケアの両方を高めることができます。


唾液の分泌を促すお口体操

  1. 舌回し運動
    • 口を閉じたまま、舌を歯茎に沿ってぐるりと回します。
    • 右回り・左回りそれぞれ10回ずつ行いましょう。
    • 舌を動かすことで、唾液腺が刺激され唾液が分泌されやすくなります。
  2. 頬膨らまし運動
    • 両頬を交互に膨らませます。
    • 10回程度繰り返します。
    • 頬を動かすことで、頬の内側にある唾液腺を刺激します。
  3. 「パ・タ・カ・ラ」発音体操
    • 「パ・タ・カ・ラ」と発声します。
    • それぞれ5回ずつ繰り返し、はっきり発音しましょう。
    • 唇や舌、顎の動きが唾液腺を活性化します。
  4. あごのマッサージ
    • 耳たぶの下から顎の下にかけて、指先で優しく円を描くようにマッサージします。
    • これにより、唾液腺が刺激されて唾液の流れが良くなります。

体操を習慣にするコツ

  • 食事の前に1〜2分間、体操を行うだけで効果を感じられることがあります。
  • お茶や水を飲む前に行うと、さらに唾液分泌が促進されます。
  • 家族みんなで楽しみながら行うと継続しやすくなります。

唾液は、口の中だけでなく全身の健康にも大きな影響を与えます。食事前のちょっとしたお口体操で、健康的な毎日を目指してみませんか?唾液の分泌を促して、より楽しい食事時間をお過ごしください!

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

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