口腔外科

口腔カンジダ症とは?症状と治療法を詳しく解説

口腔カンジダ症の症状とその治療法

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。

口腔カンジダ症は、口の中にカンジダ菌(カンジダ・アルビカンスなど)が異常に増殖することで発症する感染症です。特に免疫力が低下している方や、抗生物質・ステロイドの使用が多い方に見られやすい疾患です。今回は、口腔カンジダ症の症状や治療法について詳しく解説します。

口腔カンジダ症の主な症状

口腔カンジダ症にはいくつかの種類があり、それぞれ症状が異なります。

1. 偽膜性カンジダ症(鵞口瘡)

最も一般的なタイプで、以下のような症状が見られます。

  • 口の中に白い斑点ができる(舌・頬の内側・口蓋など)
  • 斑点はふき取ることができるが、こすると赤くただれる
  • 軽い痛みや違和感がある

2. 萎縮性カンジダ症

  • 口の中が赤くただれ、痛みを伴う
  • 舌が赤くなり、ヒリヒリとした痛みを感じる
  • 入れ歯の下などに発生することが多い

3. 肥厚性カンジダ症

  • 白い病変ができ、ふき取っても剥がれない
  • 慢性化しやすく、ガン化のリスクもある

4. 義歯性カンジダ症

  • 入れ歯をしている部分が赤く炎症を起こす
  • 痛みは少ないが、長期間続くことがある

口腔カンジダ症の原因

カンジダ菌は健康な人の口の中にも存在する常在菌ですが、以下のような要因で異常増殖し、症状を引き起こします。

  • 免疫力の低下(風邪・糖尿病・がん・HIV感染など)
  • 抗生物質やステロイドの長期使用
  • 口腔内の乾燥(唾液の分泌低下、口呼吸など)
  • 入れ歯の不衛生
  • 喫煙
  • 糖質の多い食生活

口腔カンジダ症の治療法

口腔カンジダ症は、適切な治療を行えば治る病気です。主な治療法を紹介します。

1. 抗真菌薬の使用

  • ミコナゾールゲルアムホテリシンB含有トローチなどの抗真菌薬を口の中に塗る・なめることで、カンジダ菌を減らします。
  • 症状が重い場合は、フルコナゾールなどの内服薬が処方されることもあります。

2. 口腔内の衛生管理

  • 歯磨きを丁寧に行い、口の中を清潔に保つ
  • 入れ歯の清掃を徹底する(義歯洗浄剤の使用推奨)
  • うがい薬(クロルヘキシジンなど)を使って、細菌・真菌の繁殖を抑える

3. 生活習慣の見直し

  • バランスの取れた食事で栄養状態を改善
  • 口の中が乾燥しないようにこまめに水分を摂る
  • 糖質の摂取を控える(カンジダ菌は糖をエネルギー源とするため)
  • 喫煙者は禁煙を検討する

口腔カンジダ症を予防するには?

  • 歯科医院での定期的なチェックを受ける
  • 入れ歯を使用している場合は、毎日清掃し、夜間は外して休ませる
  • 口腔乾燥を防ぐために、よく噛んで唾液の分泌を促す
  • ストレスをためない、規則正しい生活を送る

まとめ

口腔カンジダ症は、免疫力の低下や口腔内環境の悪化によって発症しやすい疾患です。症状が軽いうちに適切な治療を行うことで、早期に改善することができます。もし「口の中に白い斑点がある」「舌がヒリヒリする」などの症状が気になる場合は、お早めに歯科医院にご相談ください。

当院では、口腔カンジダ症の診断・治療だけでなく、口腔環境を改善するためのアドバイスも行っております。気になることがあれば、お気軽にご相談ください!

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

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