子供の歯の生え変わりと身長の関係性について
こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。お子さんの成長には個人差がありますが、「歯の生え変わり」と「身長の伸び」は密接な関係があることをご存じですか?実は、歯の生え変わりの時期と身長の伸びには共通する成長パターンがあり、お子さんの成長の目安としても活用できます。今回は、その関係性について詳しく解説します。
1. 歯の生え変わりと成長ホルモンの関係
子供の歯は、一般的に 6歳頃 から乳歯が抜け始め、12〜13歳頃 までに永久歯へと生え変わります。この時期は、ちょうど「成長期」と重なることが多く、身長が大きく伸びるタイミングとも一致します。
身長の伸びには「成長ホルモン」が深く関わっており、このホルモンは 歯の発育や生え変わり にも影響を与えています。そのため、歯の生え変わりが順調に進んでいる場合、身長の成長も同様に進んでいる可能性が高いのです。
2. 歯の生え変わりが遅いと身長の伸びも遅い?
お子さんの乳歯がなかなか抜けずに永久歯への生え変わりが遅いと、「もしかして身長の伸びも遅れているのでは?」と心配になることもあるかもしれません。実際に、歯の生え変わりが遅い子は、身長の伸びるタイミングもゆっくりである という傾向が報告されています。
しかし、これは「低身長になる」という意味ではなく、単に 成長のスピードがゆっくりなだけ という場合がほとんどです。個人差があるため、焦る必要はありません。
3. 歯の生え変わりの時期を知ることで成長の目安になる
歯の生え変わりと身長の伸びには以下のような成長パターンがあります。
- 6〜8歳頃:前歯(中切歯・側切歯)の生え変わりとともに、最初の成長スパート
- 9〜11歳頃:生え変わりがやや落ち着き、身長の伸びも緩やかに
- 11〜13歳頃:奥歯(第一大臼歯・第二大臼歯)が生え変わる時期に再び大きく身長が伸びる
特に 10歳前後で身長の伸びが緩やかになり、その後また伸びる というパターンは、歯の生え変わりとも一致することが多いです。
4. 歯の生え変わりが遅すぎる場合の注意点
歯の生え変わりが 極端に遅い 場合、成長ホルモンの分泌が少ない可能性や、何らかの発育上の問題が隠れていることもあります。例えば、
- 13歳を過ぎても前歯の乳歯が抜けていない
- 乳歯が残っているのに永久歯が生えてこない
- 明らかに同年代の子よりも成長が遅い
このような場合は、小児歯科や小児科で相談することをおすすめします。
5. お子さんの成長をサポートするために
歯の生え変わりと身長の伸びをスムーズにするために、次のような生活習慣を意識しましょう。
✅ バランスの良い食事
カルシウム・タンパク質・ビタミンDをしっかり摂ることで、歯や骨の成長を助けます。
✅ 十分な睡眠
成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、夜更かしせずにしっかり寝ることが大切です。
✅ 適度な運動
ジャンプや走る動作が多い運動(縄跳び、かけっこ、バスケットボールなど)は、骨の成長を促進します。
✅ 定期的な歯科検診
生え変わりの進行状況をチェックすることで、成長の目安を把握できます。
まとめ
歯の生え変わりと身長の成長は、どちらも成長ホルモンの影響を受けているため、関連性があると考えられています。ただし、生え変わりや身長の伸びには個人差があり、遅いからといって必ずしも問題があるわけではありません。お子さんの成長を見守りながら、定期的に歯科検診を受けることで、健康的な成長をサポートしていきましょう。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀