こんにちは!まつおか歯科医院副院長松岡の夏紀です。赤ちゃんを迎える準備というと、妊婦さんの健康管理ばかりが注目されがちですが、実は「プレパパ」のお口の健康もとても大切です。妊娠中のママを支える存在であるプレパパが、お口のトラブルを抱えていてはサポートどころではありませんし、もっと重要なのは「赤ちゃんへの影響」です。
■ 虫歯菌・歯周病菌はうつる
虫歯や歯周病は感染症です。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいませんが、大人からの「キス」や「同じ箸・スプーンの使用」などで、菌がうつる可能性があります。特に虫歯や歯周病があるプレパパが近くにいると、赤ちゃんの将来のむし歯リスクが高くなることがわかっています。
■ 歯周病と妊娠の関係
歯周病菌が体内に入ると、炎症性物質が産生されます。妊婦さんのパートナーに重度の歯周病があると、その影響で早産や低体重児出産のリスクが高まるとも言われています。プレパパがしっかりとお口のケアをしておくことは、ママと赤ちゃんの健康を守る一環でもあるのです。
■ 出産後は時間が取れなくなる
赤ちゃんが生まれると、夫婦ともに慌ただしい毎日が始まります。自分のケアを後回しにしてしまうことが多くなるため、妊娠中の今の時期に歯科検診を受け、虫歯や歯周病があれば治療しておくことが大切です。
■ 夫婦で取り組む口腔ケア
赤ちゃんを迎える準備として、夫婦で歯科検診を受けることをおすすめします。お口の健康について一緒に意識を高めることで、自然と赤ちゃんにもよい習慣を伝えることができます。
まとめ:
「プレパパの歯科検診なんて関係ない」と思っていませんか?赤ちゃんの未来のために、今こそ夫婦で一緒に口腔ケアを見直してみましょう。パパの健康な笑顔が、家族の笑顔を守ります。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀