夏紀先生のキレイな歯相談室

銀歯を白く変えたい方へ|治療方法と知っておきたいポイントを歯科医が解説

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。「銀歯を白くしたい」「口を開けたときに銀歯が目立つのが気になる」
そう感じている方は非常に多く、近年は白い歯にしたいというニーズが大きく高まっています。

本記事では、銀歯を白くする主な方法と選ぶ際のポイント、費用の目安や注意点を分かりやすく解説します。
これから治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


銀歯を白くする主な方法は3つ

銀歯を白くする方法は、主に以下の3種類です。

1. セラミック治療

審美性・耐久性ともに最も優れている方法です。

  • 天然歯のような透明感と白さ
  • 変色しにくく長持ち
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 汚れが付きにくく虫歯が再発しにくい

オールセラミック、e-max(ガラス系セラミック)、ジルコニアセラミックなど種類も豊富です。
「見た目・耐久性・健康面」を重視したい方におすすめです。


2. CAD/CAM冠(保険適用の白い被せ物)

近年は保険で白い歯が選べる範囲が広がりました。

  • 一定条件を満たせば保険で白い歯にできる
  • 銀歯より目立ちにくく自然な白さ
  • 費用を抑えたい方に最適

ただし、強度はセラミックに劣るため適応部位に制限があります。
また、変色することがあるため、長期的な審美性を重視する方はセラミック治療がおすすめです。


3. メタルボンド(内側金属+外側セラミック)

内側に金属を使用し、外側をセラミックで覆う方法です。

  • 強度が高いので奥歯に向いている
  • 見た目は自然で白い

ただし、金属を使うため金属アレルギーのリスクや、歯ぐきが黒くなる「メタルタトゥー」が起きる可能性があります。
現在は金属不使用のセラミックが主流です。


銀歯を白くする治療の費用相場

治療方法費用の目安
セラミッククラウン8〜15万円前後
セラミックインレー4〜8万円前後
CAD/CAM冠(保険適用)約7,000〜1万円前後(3割負担)
メタルボンド10〜15万円前後

※歯科医院や使用素材によって異なります。


銀歯を白くするメリット

1. 口元の見た目が美しくなる

笑ったときに銀歯が見えると、どうしても気になるもの。
白い歯にすることで自然で清潔感のある口元になります。

2. 金属アレルギーのリスクがなくなる

セラミック治療なら金属を使わないため、
金属アレルギーや歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)を防げます。

3. 汚れが付きにくく再発リスクが低い

セラミックは表面が滑らかで汚れが付きにくく、
虫歯の再発(2次カリエス)のリスクを下げることができます。


銀歯を白くするデメリット・注意点

1. 歯を削り直す必要がある

基本的に銀歯を外し、新しい素材で作り直す必要があります。

2. 自費治療になる場合が多い

セラミック治療やメタルボンドは保険外のため、費用負担が大きくなります。

3. 適応できる素材が歯の位置で異なる

奥歯の力が強い部分では、素材によっては割れやすい場合も。
担当医に適した素材を相談しましょう。


銀歯を白くする治療の流れ

  1. カウンセリング・お口の状態チェック
  2. 銀歯の除去
  3. 歯の形を整える(形成)
  4. 仮歯の装着
  5. セラミックなどの被せ物をセット

通常は2〜3回の通院で完成します。


どの治療が自分に向いているかは、お口の状態で変わります

  • 歯の場所(前歯・奥歯)
  • 歯ぎしり・食いしばりの有無
  • むし歯の広がり具合
  • 予算
  • 審美性のこだわり度

これらによって最適な素材は変わります。
まずは一度、歯科医院でご相談ください。


まとめ|銀歯を白くしたいなら、まずはご相談を

銀歯を白くしたい方には、セラミック治療・CAD/CAM冠・メタルボンドなど複数の選択肢があります。
見た目を美しくするだけでなく、金属アレルギーのリスク軽減や歯の健康維持にもつながります。

「どの治療が自分に合うか知りたい」
「費用について詳しく相談したい」

という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりのお口の状態に合わせて、ベストな治療をご提案いたします。

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

044-750-7385