歯医者の麻酔はいつ切れる?麻酔が切れるまでの時間と過ごし方
こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。歯科治療で麻酔を使うと、「麻酔はいつ切れるの?」と気になる方も多いでしょう。麻酔が切れるタイミングは個人差がありますが、一般的な時間や過ごし方を知っておくと安心です。この記事では、歯科治療で使われる麻酔が切れるまでの時間や注意点について解説します。
麻酔が切れるまでの時間は?
歯科で使用される麻酔は、主に局所麻酔です。この麻酔は特定の部位の感覚を一時的に遮断し、痛みを和らげます。麻酔が切れる時間は以下のような要因で変わります。
- 麻酔の種類
一般的な局所麻酔では、効果が現れるまで数分、持続時間は1〜3時間ほどです。一部の麻酔では、作用を長くするための薬剤が含まれている場合があり、その場合は3〜5時間続くこともあります。 - 体質や体調
新陳代謝が早い人は麻酔が早く切れる傾向があります。また、緊張や疲労によっても影響を受けることがあります。 - 治療箇所
上顎よりも下顎の方が麻酔が効きにくく、麻酔の量も多く入れる傾向があるため、切れるまでに少し時間がかかることがあります。
麻酔が切れた後に感じること
麻酔が切れた後は、治療部位に痛みや違和感を感じる場合があります。特に、抜歯や深い虫歯の治療後は軽い痛みが続くことがあります。治療後の痛みが気になる場合は、医師から処方された痛み止めを使用すると良いでしょう。
麻酔が切れるまでの過ごし方
麻酔が効いている間は、感覚が鈍くなっているため、以下の点に注意しましょう。
- 食事は控える
麻酔が効いている間に食事をすると、舌や頬を噛んでしまう可能性があります。麻酔が切れるまで食事は控えるようにしましょう。 - 熱い飲み物に注意
感覚が鈍っていると、やけどに気づかないことがあります。飲み物は常温のものを選ぶようにしましょう。 - 触らない
麻酔が効いている箇所を指や舌で触ると、治療部位に負担がかかることがあります。麻酔が切れるまで安静にしてください。
麻酔が切れない場合はどうする?
通常、数時間以内に麻酔は切れますが、稀に長時間感覚が戻らない場合があります。この場合は、歯科医師に相談してください。また、以下の症状がある場合も早めに受診をおすすめします。
- 麻酔が切れても痛みが続く
- 腫れや出血がひどい
- 顔や唇にしびれが残る
まとめ
歯医者の麻酔が切れる時間は1〜3時間程度が一般的です。ただし、体質や治療内容によって異なる場合もあります。麻酔が効いている間は、感覚が鈍くなっているため、食事や飲み物、触れる行為には注意しましょう。また、異常を感じたら遠慮なく歯科医院に相談してください。
歯科治療を快適に受けるためにも、麻酔が切れるまでの過ごし方を理解しておきましょう!
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀