根幹治療中の過ごし方について
こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。根幹治療(歯の神経を取る治療)は、虫歯が進行して神経まで達してしまった場合に行われる重要な処置です。治療期間中は複数回の通院が必要になることもあり、適切なケアを行うことで治療の成功率を高めることができます。今回は、根幹治療中の過ごし方について詳しくご紹介します。
1. 治療後の痛みや違和感について
根幹治療では、感染した神経を除去し、歯の内部を消毒するため、一時的に痛みや違和感を感じることがあります。以下のポイントに注意しましょう。
- 治療後の軽い痛み
治療直後は、炎症による軽い痛みを感じることがありますが、通常は数日でおさまります。市販の痛み止め(歯科医の指示に従う)を使用することで対処できます。 - 強い痛みや腫れがある場合
数日たっても痛みが引かない、または腫れがひどい場合は、感染の可能性がありますので、すぐに歯科医院にご相談ください。
2. 食事の注意点
治療中の歯は仮の詰め物や被せ物で保護されていますが、完全に安定するまでは慎重に扱う必要があります。
- 硬い・粘着質な食べ物は避ける
硬い食べ物(ナッツ、フランスパンなど)や、粘着質な食べ物(キャラメル、ガムなど)は、仮の詰め物が取れる原因になります。 - 治療中の歯で噛まないように意識する
できるだけ反対側の歯で噛むようにすると、治療中の歯に負担をかけずに済みます。 - 刺激の強い飲食物に注意
熱すぎる飲み物や辛いもの、酸味の強いものは、治療後の歯が敏感になっている場合にしみることがあります。
3. 口腔ケアのポイント
根幹治療中も、歯磨きやお口のケアはしっかり行うことが大切です。
- やさしくブラッシング
治療中の歯を強く磨きすぎないようにしましょう。毛先のやわらかい歯ブラシを使うと安心です。 - デンタルフロスや歯間ブラシの使用
清潔を保つためには、デンタルフロスや歯間ブラシを使用するのが効果的ですが、仮の詰め物が取れないように慎重に行いましょう。 - うがい薬の活用
口の中を清潔に保つために、歯科医院で推奨されるうがい薬を使用するのも効果的です。
4. 通院を守ることが重要
根幹治療は1回では終わらず、数回にわたる処置が必要になります。自己判断で治療を中断すると、細菌感染が進行し、最悪の場合、歯を抜かなければならなくなることもあります。
- 治療のスケジュールを守る
途中で治療をやめると、再感染のリスクが高まり、治療が長引くことになります。予定通りに通院しましょう。 - 仮の詰め物が取れた場合はすぐに受診
仮の詰め物が取れたまま放置すると、歯の内部に細菌が侵入する可能性があります。すぐに歯科医院に連絡しましょう。
5. 生活習慣の見直し
根幹治療中は、歯の健康を守るために生活習慣を見直す良い機会です。
- 喫煙を控える
タバコは歯ぐきの血流を悪くし、治療の成功率を下げる要因になります。 - ストレスを溜めない
歯ぎしりや食いしばりがあると、治療中の歯に余計な負担がかかります。リラックスする習慣を心がけましょう。 - 規則正しい食生活を心がける
栄養バランスの取れた食事をとることで、歯や歯ぐきの健康をサポートできます。
まとめ
根幹治療中は、適切なケアを行いながら、歯に負担をかけないように過ごすことが大切です。痛みが強い場合や仮の詰め物が取れた場合は、自己判断せずに歯科医院に相談しましょう。治療をしっかり完了させることで、大切な歯を長く健康に保つことができます。
根幹治療に関して不安なことがあれば、遠慮なく当院にご相談ください!
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀