【保護者必見】子どもの歯磨きのチェックポイントとは?
こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。毎日の歯磨き、きちんとできていますか?
特に小さなお子さんの場合、「自分で磨けるようになったから」と任せきりにしてしまうと、磨き残しが多くなり、虫歯の原因になることも。
今回は、子どもの歯磨きをサポートする際のチェックポイントを歯科医院の視点からご紹介します。
1. 歯ブラシの持ち方・動かし方をチェック
子どもはまだ手先がうまく使えず、歯ブラシの動かし方が不十分なことがあります。
特にチェックしたいのは以下のポイントです。
- ペンを持つように軽く持てているか
- ゴシゴシ大きく動かさず、小刻みに動かせているか
- 力を入れすぎて歯ぐきを傷つけていないか
強く磨く=よく磨けている、ではありません。やさしく細かく磨くことが大切です。
2. 磨き残しの多い場所を重点的にチェック
子どもが磨きにくい部分は、保護者が仕上げ磨きをすることで虫歯予防の効果が高まります。
特に磨き残しやすいのはこのあたりです。
- 奥歯の噛む面(溝の部分)
- 奥歯の内側(舌側)
- 上の前歯の裏側(特に上唇のすじがある部分)
- 歯と歯ぐきの境目
毎回でなくても、夜寝る前の1回だけでも丁寧な仕上げ磨きをしてあげましょう。
3. 歯磨きの時間と習慣をチェック
子どもが「とりあえずブラシを口に入れただけ」で終わってしまうことも。
次の点に気をつけて習慣化を目指しましょう。
- 1回の歯磨きは2〜3分を目安に
- 食後できるだけ早く(特に寝る前は忘れずに)
- 楽しく習慣にできるよう、歯磨きタイムを工夫
タイマーやアプリ、歯磨きの歌などを活用して、楽しい時間にするのもおすすめです。
4. フッ素入り歯磨き粉の使用もチェック
虫歯予防にはフッ素が効果的です。子どもの年齢に応じて適切な量を使いましょう。
- 1~2歳:米粒程度の少量
- 3~5歳:グリーンピース程度の量
- 6歳以降:大人と同じ量でOK
使用後は、うがいを1回だけにとどめて、口の中にフッ素を残すようにすると効果が高まります。
まとめ
子どもの歯を守るためには、単に「歯磨きをする」だけではなく、正しく磨けているかをチェックすることが大切です。
小学生になっても、仕上げ磨きはできれば10歳ごろまでは続けてあげましょう。
歯科医院で定期的にチェックを受けながら、親子で虫歯ゼロを目指していきましょう。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀