口腔外科

親知らず抜歯後の腫れはいつまで続く?原因と対策ガイド

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。親知らずの抜歯後、多くの方が不安に感じるのが「腫れ」です。見た目の変化や痛みが気になる方も多く、日常生活への影響を心配される方もいらっしゃいます。今回は、親知らずの抜歯後に起こる腫れについて、原因や経過、対処法などをわかりやすくご説明します。


■ 腫れはいつから始まる?ピークはいつ?

親知らずを抜いた後の腫れは、術後1日目から2日目にかけて強くなり、3日目頃がピークと言われています。その後は徐々におさまっていき、通常は5~7日ほどで落ち着くことがほとんどです。


■ 腫れの原因とは?

腫れの原因は、抜歯によって発生する「炎症反応」です。特に骨を削るような難しい抜歯や、横向きに生えている親知らずなどは、周囲の組織へのダメージが大きくなり、腫れが強く出る傾向があります。


■ 腫れを軽減するための対策

腫れを完全に防ぐことは難しいですが、以下の対策をとることで、腫れを最小限に抑えることができます。

  • 冷やす:術後24時間以内は、患部を保冷剤などで冷やすと腫れを抑える効果があります。ただし、長時間冷やしすぎるのは逆効果になることもあるので注意が必要です。
  • 安静に過ごす:激しい運動や入浴、アルコール摂取は血流を良くしてしまい、腫れがひどくなる原因になります。術後2~3日は安静に過ごしましょう。
  • 指示通りの内服:処方された抗生物質や痛み止めは、腫れや感染の予防に効果的です。医師の指示を守って服用してください。

■ 腫れが長引く場合は?

通常、1週間程度で腫れはおさまりますが、1週間以上たっても腫れが続く、痛みが強くなる、熱が出るといった症状がある場合は、感染やドライソケットなどのトラブルが起きている可能性があります。すぐに歯科医院を受診しましょう。


■ まとめ

親知らずの抜歯後の腫れは、ほとんどの場合1週間以内におさまります。事前に腫れの経過や対処法を知っておくことで、落ち着いて対応できるでしょう。不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。当院では、術後のケアやアフターフォローもしっかりサポートしております。

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

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