こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。
「気がつくと、いつもお口が開いている…」そんなことはありませんか?
実は、お口をあけっぱなしにしている習慣は、口臭の原因になってしまうことがあります。今回は、その理由と対策についてお話しします。
お口が開いていると、どうして口臭につながるの?
口をあけっぱなしにしていると、口の中が乾燥しやすくなります。唾液にはお口の中の細菌を洗い流す「自浄作用」がありますが、乾燥するとこの唾液の働きが弱まり、細菌が繁殖しやすくなるのです。
その結果、細菌が出すガスや代謝物によって不快な口臭が発生してしまいます。
子どもや高齢者も注意が必要!
とくに、お子さんや高齢の方は、口の筋力が弱くなっていたり、鼻づまりなどが原因で口呼吸になっていることがあります。無意識のうちにお口が開いている状態が続き、**「お口ぽかん」や「ドライマウス」**の状態になってしまうことも。
この状態が続くと、口臭だけでなく、むし歯や歯周病のリスクも高まってしまいます。
口臭を防ぐためにできること
お口を閉じる習慣をつけることが、口臭対策の第一歩です。
✅ 口臭予防のためのポイント
- 鼻呼吸を意識する:鼻づまりがある場合は耳鼻科の受診も検討しましょう
- 口の周りの筋肉を鍛える:口をしっかり閉じるための「お口の体操」がおすすめ
- 唾液の分泌を促す:こまめに水分補給をしたり、よく噛む習慣をつけましょう
- 定期的な歯科検診:むし歯や歯周病など口臭の原因がないかチェックしましょう
まとめ
口が開いている状態が続くと、唾液の力が弱まり、細菌が増えて口臭につながります。
普段のちょっとした習慣を見直すことで、口臭だけでなくお口全体の健康も守ることができます。
「最近、口が乾きやすい」「お子さんの口がいつも開いている気がする」といったお悩みがあれば、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀