夏紀先生のキレイな歯相談室

保険診療と自由診療の違いを解説!自分に合った歯科治療の選び方

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。歯科医院で治療を受ける際、「保険診療」と「自由診療(自費診療)」という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
この2つは治療の内容や費用、使える材料などに大きな違いがあります。今回は、その違いについてわかりやすくご紹介します。


◆ 保険診療とは?

保険診療は、国の健康保険が適用される治療のことです。日本の健康保険制度では、一定の基準に基づいて治療内容や使用する材料が決められており、その範囲内で行う治療が保険診療となります。

主な特徴:

  • 費用の一部を健康保険が負担(通常3割負担)
  • 使用できる材料や治療方法に制限がある
  • 治療目的は「最低限の機能回復」が中心

例:

  • 銀歯(パラジウム合金)を使った詰め物や被せ物
  • 歯周病治療や虫歯治療(基本的な処置)
  • 入れ歯の作製(保険対応の材料使用) など

◆ 自由診療(自費診療)とは?

自由診療は、保険が適用されない治療です。保険診療では使えない材料や、審美性・快適性を重視した治療が受けられます。治療費は全額自己負担になりますが、患者さまのご希望に沿ったオーダーメイドの治療が可能です。

主な特徴:

  • 健康保険の適用外で、全額自己負担
  • 使用する材料や技術に制限がない
  • 審美性や耐久性、快適性を重視した治療が可能

例:

  • セラミックやジルコニアを使った白い詰め物・被せ物
  • インプラント治療
  • マウスピース矯正
  • 自費のホワイトニング など

◆ どちらを選べばよいの?

治療の目的やご予算によって、最適な選択は異なります。

  • 機能回復が目的で、できるだけ費用を抑えたい方には保険診療がおすすめ。
  • 見た目の美しさや快適さを重視したい方には自由診療がおすすめです。

当院では、患者さまのご希望やライフスタイルに合わせて、丁寧にご説明をした上で治療方法をご提案しています。どんな小さな疑問でもお気軽にご相談くださいね。


◆ まとめ

項目保険診療自由診療
費用一部自己負担(例:3割)全額自己負担
使用材料保険適用内(例:銀歯など)セラミック、ジルコニアなど高品質
審美性限定的高い
治療の自由度制限あり幅広い選択肢

保険診療と自由診療、それぞれの特徴を理解して、ご自身に合った治療を選びましょう!

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

044-750-7385