予防歯科

寝ている間に口の中は細菌だらけ?効果的な歯磨きのタイミングとは

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。皆さん、毎日きちんと歯磨きはできていますか?
実は、口の中の細菌は一日の中で増えやすいタイミングがあり、歯磨きのタイミングと大きく関係しています。今回は、口腔内細菌の増える時間帯と、効果的な歯磨きのタイミングについてお話しします。


■ 口腔内細菌が増えるタイミングとは?

私たちの口の中には常に数百種類の細菌が存在しています。これらの細菌は、唾液や食べ物の残りかす、口内の乾燥状態などの影響で増減します。

とくに細菌が増えやすいのが 「就寝中」 です。
睡眠中は唾液の分泌量が大きく減り、口の中が乾燥することで、細菌が増殖しやすい環境になります。そのため、朝起きたときに「口の中がネバつく」「口臭が気になる」といった不快感を覚える方が多いのです。


■ 歯磨きのタイミングが重要!

◆ 就寝前の歯磨きは絶対に欠かさずに!

寝ている間に細菌が増えるのを防ぐためには、就寝前の歯磨きが最も重要です。食べかすや歯垢(プラーク)をしっかり落としてから眠ることで、細菌のエサを減らし、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。

◆ 朝の歯磨きは「起きてすぐ」がおすすめ

朝の口の中は一晩で増えた細菌でいっぱいです。そのため、朝食の前に歯を磨くことで、細菌を体内に取り込むのを防げます。とくに風邪やインフルエンザなどの感染予防にもつながるので、起床後すぐの歯磨きを習慣にしましょう。


■ まとめ

  • 口腔内細菌は「就寝中」に増えやすい
  • 夜の歯磨きは最も大切!寝る前は必ず歯を磨きましょう
  • 朝は起きてすぐの歯磨きで細菌の除去を
  • 正しいタイミングで歯を磨くことで、虫歯・歯周病・口臭予防にも効果的!

日々の歯磨きは「時間帯」も意識することで、より効果的にお口の健康を守ることができます。ご自身の歯磨き習慣を一度見直してみませんか?

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

044-750-7385