夏紀先生のキレイな歯相談室

歯科麻酔の痛みはどれくらい?極細針と最新技術で安心治療

こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。

「歯医者さんの麻酔って、痛そう…」
そう感じている方は少なくありません。実際には、歯科治療で使われる麻酔の針はとても細く、痛みを最小限に抑えるための工夫がたくさんされていることをご存じですか?

今回は、歯科麻酔で使用される「針の細さ」と「痛みの感じ方」について解説いたします。


◆ 歯科麻酔の針はとても細い!

一般的に歯科麻酔で使用される針の太さは「33ゲージ〜27ゲージ(G)」です。数字が大きくなるほど針は細くなり、33Gの針の直径はわずか0.2mm以下と、ほとんど髪の毛と同じくらいの細さです。

細い針を使うことで、皮膚や粘膜への刺激が少なくなり、刺したときの痛みも軽減されます。


◆ それでも痛いと感じる理由とは?

どんなに針が細くても、痛みを感じることはあります。その理由には以下のようなものがあります。

  • 針を刺す瞬間の「皮膚の緊張」
     緊張して筋肉がこわばっていると、痛みを感じやすくなります。
  • 麻酔液を注入するスピード
     一気に注入すると、内部の圧力が上がって痛みを感じることがあります。
  • 冷たい麻酔液
     体温と差があると刺激になることがあります。

◆ 痛みを軽減するための歯科医院の工夫

当院では、麻酔時の痛みを減らすために以下のような工夫を行っています。

  • 表面麻酔の使用
     針を刺す前にジェル状の麻酔を塗布し、皮膚の感覚を鈍らせます。
  • 極細の注射針を使用
     患者様ごとに適切な針を選び、痛みを軽減します。
  • 電動麻酔器を使用
     注入スピードを一定に保つことで、余計な圧力による痛みを抑えます。
  • 麻酔液を人肌に温めてから使用
     温度差による刺激を減らします。

◆ 麻酔が怖い方も、安心してご相談ください

麻酔に対して「痛い」「怖い」と感じるのは自然なことです。しかし、実際には技術の進歩と歯科医院の工夫によって、以前よりもずっと快適に麻酔を受けられるようになっています。

不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。一人ひとりに合わせた丁寧な対応を心がけています。


まとめ:
歯科麻酔で使う針は非常に細く、適切な工夫をすることで痛みはほとんど感じません。安心して治療を受けていただくために、当院ではできる限りの配慮をしております。

記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀

044-750-7385