こんにちは!まつおか歯科医院副院長の松岡夏紀です。暑い夏になると、冷たい飲み物や甘いおやつが恋しくなりますよね。しかし、夏に人気の食べ物や飲み物の中には、実は「虫歯のリスク」を高めるものもあるのです。今回は、夏に虫歯になりやすい食べ物と、その予防法についてご紹介します。
◆ 虫歯になりやすい夏の食べ物・飲み物
1. スポーツドリンク・清涼飲料水
汗をかいたときに飲みたくなるスポーツドリンクや炭酸飲料には、多くの糖分が含まれています。さらに酸性のため、歯のエナメル質を溶かす「酸蝕(さんしょく)」のリスクも。
2. アイスクリーム・かき氷
冷たくて甘いアイスクリームやシロップたっぷりのかき氷も、糖分が豊富です。口の中に糖分が長く残ると、虫歯菌が活性化しやすくなります。
3. ドライフルーツや甘い夏みかん
ビタミン豊富な果物も、甘い果汁や粘着性の高いドライフルーツには注意が必要です。特に夏みかんやオレンジなど酸味の強い果物は、酸性度も高く歯に影響を与えます。
4. 甘いゼリーやラムネ
子どもに人気のゼリーやラムネなどの夏のお菓子も、虫歯菌の大好物。甘味料と酸味料のダブルパンチで、虫歯になりやすい環境を作ってしまいます。
◆ 虫歯を防ぐためのポイント
- 飲んだらすぐに水でゆすぐ
スポーツドリンクや甘い飲み物の後は、水で口をゆすぐだけでも効果があります。 - 間食は時間を決めてだらだら食べを避ける
頻繁に糖分を摂取すると、口の中が酸性に傾きやすくなります。 - フッ素入り歯磨き剤を使う
エナメル質を強化して、虫歯予防効果が高まります。 - 定期的な歯科検診を受ける
自覚症状がなくても、夏の間に虫歯が進行していることも。早期発見・早期治療が大切です。
◆ まとめ
夏は虫歯のリスクが高まる季節ですが、食べ物や飲み物の選び方・摂り方を意識することで、しっかりと予防できます。お子さまのいるご家庭では特に、甘いおやつの与え方に注意しましょう。
当院では夏休み中のお子さまの定期健診や、虫歯チェックも行っています。お気軽にご相談ください!
記事監修:歯科医師 まつおか歯科医院副院長 松岡夏紀